こんにちは、キッチンです!
本記事では、私が読んだ本について概要と得られた学びについて簡単にまとめています。
備忘録的な感じで書いていますので、ご了承ください。
1. オススメの本
良書に出会い次第、更新していきます
2. 読書リスト
2-1. 『未来のきみを変える読書術』 苫野 一徳 著
概要
高校生や大学生向けに書かれた「読書とは何か」という問いに答える一冊。哲学学者の著者が、読書の意義を唱えながら、自らの成長に繋がる読書術を紹介しています。
得られた学び
本書では情報を得る際の手段として、ネット検索と読書を比較されています。断片的な最小限の情報を得る際はネット検索が適しており、情報のまとまりが有って意識外の情報も含めて情報を得る際は読書が適しているとのこと。また、読書により知識を蓄えると頭の中に知識のネットワークが作られていき、何かを書く際や会話において情報を伝えることが上手くなると述べられています。さらに知識のネットワークが形成されることで、自分の社会における自分の立ち位置や問題点を見出すことが出来るようになり、著者はこの現象を「自分のグーグルマップ」と述べています。
読書の方法については、「投げ網漁法から一本釣り漁法へ」と変えていくと良いと述べられており、はじめは様々な分野の本を手に取り、興味を持った分野を深堀りしていくことが望ましいとのことです。また、速読のことを「贅肉」に例えています。速度は内容の一部のみを切り抜いて他の部分を推論で埋めていくため、偏った考え方が定着しやすく、意味のない脂肪が付く読み方と紹介していたところが面白いと思いました。
具体的な読書方法は、本にハイライトやメモを付けたうえでレジュメを作成することだと述べられています。レジュメは本を読み返さずとも内容を把握できるように作成することが重要とのことでした。また、私としてはレジュメ作成を通じて、アウトプットがなされるので、内容の理解も進むのではないかと思いました。
最後に簡単な感想を述べると、「読書術」という割にはあまりテクニックが紹介されているわけではないため、私としては少し期待はずれでした。しかし、「哲学者がどのようにして研究活動に取り組んでいるか」といったことが知れたため、その点に関しては良かったと思いました。
出版社サイト
www.chikumashobo.co.jp
1-2. ものの見方が変わるシン・読書術 渡邊康弘 著
概要
年間3000冊を読む読書家の著者が、今までの常識を覆す「シン・読書術」を紹介している本です。1章では、読書をやめるきっかけになる罪悪感を無くす考え方を紹介しています。2章以降は具体的な読書術に移っていき、読書におけるテクニックや読むだけで終わりにならない読書方法などが紹介されています。
得られた学び
私は読書する際の意識と今まで知らなかったようなアイデアを求めていたため、前半部分のみ読みました。1章では、読書を楽にする新常識が7つ紹介されており、印象的であったたため、ここでも紹介したいと思います。
- 自分に必要な部分のみ読む
- こまめに休憩しながら読むほうが効率的
- 内容は忘れても良い、思い出す練習をすることが大切
- 著者の意見を理解することよりも自分に役立つ部分を探す
- 無理に線を引かなくて良い
- 読みたくなるまで読まなくていい
- 指でなぞると集中して短時間で読める
以上となります。個人的には読書を習慣化することが知識を増やすために必要と考えていましたが、イヤイヤ読むくらいなら読まなくて良いという意見を聞くことができたため、気持ちが楽になりました。また、最初から最後まで読まなくてはいけないと思っている節があり、本をネットのように必要な情報のみを得る手段にして良いということも読書のハードルを下げる良い言葉に思います。以前に精神的な不安定だった時期は、自然と自分に足りていない情報の本を手に取り、とても感動しながら読書をしていた時を思い出しました。読書とは本来、読みたいときに読むものであり、自分に必要な情報とは自然に知りたいと思えることなのだと再認識できた気がします。久しぶりに図書館や書店に足を運ぼうと思います。
出版社サイト
www.sunmark.co.jp
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