(無料版はてなブログを利用しているため、広告が入ります。ご了承ください。)
化学の始まりは台所から...
こんばんは、キッチンです!
本日は、Googleフォームにてリクエスト頂いた「はくちょう座」と「おおぐま座」について解説していこうと思います。
大神ゼウスが巧妙に女性を誘惑する姿をお楽しみください!
はくちょう座は夏の大三角を構成する星座の1つで、美しい十字線を描くため、「北十字星」とも呼ばれています。
首星の「デネブ」の近くには、「北アメリカ星雲」という星雲が存在します。
北アメリカ星雲は名前の通りに、その形が北アメリカ大陸に似ており、澄んだ夜空なら肉眼でもその姿を見ることができます。
出典:星座図鑑
はくちょう座の白鳥は、大神ゼウスの化けた姿であった。
美しいスパルタ王妃レダに目をつけたゼウス。
しかし、レダは王妃であり、俗に言う人妻であった。
いくら神のゼウスであっても、簡単に近づくことは出来なかった。
そこでゼウスはある作戦を思いついた。
はじめに女神アフロディーテに頼み、アフロディーテに鷲の姿に化けてもらった。
続いて、ゼウスは白鳥の姿に化け、アフロディーテの鷲に追われたフリをして、王宮の窓辺に座るレダの膝元に逃げ込んだ。
そこで、ゼウスはレダを誘惑し、自身の思いを告げた。
この時の白鳥の姿を天に上げ、星座にしたのがはくちょう座である。
レダはこの1件のあと、2つの卵を生んだ。
1つの卵からはカストルとポルックスの男の双子が、もう一方の卵からはクリュタイムネストラとヘレネの女の双子が生まれた。
ポルックスとヘレネの父はゼウスであり、2人は半神半人である。
一方、カストルとクリュタイムネストラの父はスパルタ王であるため、2人は普通の人間であった。
カストルとポルックスはふたご座はに登場する兄弟である。
nitizyou-rika.hatenablog.com
また、ヘレネは後に絶世の美女になり、トロイア戦争を引き起こす。
クリュタイムネストラは、トロイア戦争にてトロイア攻めを行ったギリシア軍大将の妻となった。
--------------------------------------------
キッチンの感想:
ゼウスさんは、はくちょうに化けて王妃を誘惑しました。私も猫や犬に化けて、誘惑すればモテるでしょうか?
また、トロイア戦争では同じ母から生まれた姉妹が、戦争では敵同士になるとはなんとも悲惨ですね笑
ここで登場するトロイア戦争とは、トロイの木馬で有名な戦争です。
敵国に巨大な木馬を送り、そのなかに隠れていた兵士たちによって強靭な守りを突破したといった話が有名ですね!
おおぐま座と言えば、やはり「北斗七星」ですね!
ひしゃくの形をした星は、大熊の尻尾に相当します。
おおぐま座は、天の川から遠ざかっていることから、我々の銀河系の外の星を多く見ることが出来ます。
大熊のお腹の辺に位置する「ふくろう星雲」は、丸い星雲の中にやや暗い部分が2ヶ所並んでおり、名の通りフクロウのように見えるそうです。
条件が良ければ双眼鏡でも確認できるとのことですので、皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
出典:星座図鑑
おおぐま座の大熊は、ゼウスに騙されたニンフ(精霊)の姿であった。
森に住む美しいニンフのカリストは、月と狩猟の神アルテミスの侍女を務めていた。
ある日、無類の女好きであるゼウスがカリストの美しさに目を付けた。
だが、潔癖で男嫌いのアルテミスは、父とは言えど侍女に近づくことは許すはずがなかった。
そこで、ゼウスはアルテミスの姿に化けてカリストに近づき、契りを交わした。
やがてカリストは妊娠し、アルカスという男の子を生んだ。
これを知ったアルテミスは激怒し、カリストを大きな熊の姿に変えてしまった。
熊となったカリストは、我が子を置き去りにして森の中に消えていってしまった。
15年の月日が流れ、狩人となったアルカスは森の中で獲物を探していた。
そこに一頭の熊が現れた。アルカスは矢をつがえ熊に狙いを定めた。
しかし、この熊はアルカスの母であるカリストであった。
この様子を見ていたゼウスは、アルカスを親殺しにするわけにはいかないと、アルカスを子熊に変えて、親子の熊を天に上げ、星座にした。
だが、話はここで終わらない。
夫の浮気癖に怒ったゼウスの妻ヘラは、カリスト親子を更に苦しめようと2頭を北の空に移し、1年中、北の空を回り続けさせることで休めないようにしてしまったのであった。
---------------------------------------------
キッチンの感想:
おおぐま座の神話は、大神ゼウスが巧妙に女性を誘惑する姿をお楽しみください!身勝手なゼウスのせいで大変な思いをした親子の物語でしたね。
ですが、決してカリストとアルカスが星座になったことは悪いことばかりでなく、私達が星座を探す際の重要な目印となっています。
皆さんも今後、北斗七星を見つけたら、カリスト親子が幸せに過ごせるように祈って上げると良いかもしれませんね。
【最後に】
本日の記事はいかがだったでしょうか?
ゼウスの女癖には大変困ったものです。しかし、そんなゼウスもやるときはやる男。
かっこいいゼウスの姿を紹介するため、次回は「みなみうお座」あたりを紹介しようと思います笑
次回もお楽しみに~
-----------------------------------------------
コメントはこちらのGoogleフォームにお願いしますforms.gle
出典:
星座図鑑
『星座と神話がよくわかる本』
books.google.co.jp