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化学の始まりは台所から、こんばんは、キッチンです!
本日は、SHOWROOMの社長である前田裕二さんの『メモの魔力』を読んで得られた気付きを皆さんにお伝えすべく、記事を書きました!
所詮メモ、されどメモといった形で見落としていたメモの魅力を、今日は見つけて帰ってくださいね!
1. メモを取るということは
メモって単なる物忘れ防止の方法として認識していませんか?
私もそんな1人でした。
何なら「忘れないからメモしなくていい」とさえ思っていて、最近はメモを取ることをしていませんでした。
しかし、メモの力は物忘れ防止だけでは無かった。
ここからはメモの秘める大きな効果について3つほど紹介したいと思います。
1-1. 理解を深める
サムネイルにあった3桁×3桁の計算を思い出してください。
私にとって、あの計算を暗算で行うことは困難です。
しかし、紙とペンがあれば筆算を使って簡単に解くことができます。
これがメモの1つ目の能力、「理解を深める」です。
会話においてもメモを取ることで、話題の理解を深めます。
はじめに、耳で聞いた事を1度、文字という形でアウトプットすることで頭での理解が進みます。
続いて、紙面上に話を書くことで、話題の構造、話の流れを目で見て捉えることができるようになります。
簡潔に述べると「相手が何について話しているかがわかるようになる」ということです。
加えて、文字に起こすことでメタ認知能力(客観的視点)が高まります。
主観的に(頭の中だけで)物事を考えると、感情や思い込みによる影響が大きく出てしまいますが、メモ取ることで話を客観的捉え、主観的な理解を防ぐ事が出来ます。
また、物事を理解する際に重要となることは、「具体」→「抽象」の変換を行うことです。
例えば、数学の公式は「具体」→「抽象」の流れを行った典型的な例です。
そして、一度抽象化を行えたことは他のことへ転用することが可能となります。
先程の公式の例ならば、公式を使って他の問題の答えを求めることが出来ますよね。
このようにメモには、単なる情報の保存以外に理解を深める働きもあります。
皆さんも1度、メモに取りながら普段の会話を行ってみるのはいかがでしょうか?
理解が深まり、新たに面白い気付きがあると思いますよ。
私の場合、彼女と電話するときにメモを取りながら会話しています笑
1-2. メモは姿勢を示すこと
理解を深めることの他に、メモには重要な効果があります。
それは「姿勢を示すこと」です。
話を聞くときにメモを取ることには「理解を深め、情報の保存を行うこと」以上に「聞いている姿勢を示す」ことが大きな効果として挙げられます。
高専時代の私は、どうでも良いような教授の話でも必ずメモを取る姿勢を示していました。
これによって気持ちよく話をしてもらい、友好関係を築き上げ、普段の指導を良好に行ってもらおうと考えたからです笑
皆さんも、自分が説明をしているときに聞き手がメモを取ってくれていたら、嬉しいですよね?
ですから、メモを取ることは「前向きな姿勢を示す」と言った効果もあることを理解して貰えるのではないでしょうか。
上司の前でメモを取ることで、きっと良好な関係を築くことが出来ますよ!笑
1-3. 脳の作業スペースを空ける
皆さんも、スマホが重くなったら使っていないアプリを終了させますよね?
実は脳にも同様の事が言えて、余裕がない人は頭の中が悩み事でいっぱいになっていることが多いです。
ここでもメモは効果を発揮します。
悩み事を紙に書き出すのです。
すると、頭の中にあった悩み事が紙面上に移ります。
紙面上に移ることで、悩み事を客観的に捉えることができるようになり、精神的な負担を小さくしてくれる効果を発揮します。
友達の悩み事を聞いたときは、解決策がすぐに思い浮かぶのと同じ状況を擬似的に作ることができるのです。
実際に行ってみると。この行動の恩恵が自分の思っている以上に大きいということがわかると思います。
そして、メモに悩み事をが移ったことで、脳は「メモしたから忘れても大丈夫」と思い込みます。
そして、悩み事が占めていた脳の作業スペースは、新たな思考に使うことができるため、他のことを考えたり、悩み事の新たな解決策を考えることに利用できるようになるのです。
私の場合、不安に駆られるときは必ず悩みを書き出します。
このようにするのは、以前、一度精神的に病んだことがあるからです。
nitizyou-rika.hatenablog.com
加えて、危機的状況もその対処法を知っていることで、心に余裕を持つことができるのです。
皆さんも、何か悩みがあるなら一度、紙に書き出してみると良いでしょう。
単なるメモがあなたを救ってくれるかもしれません。
2. 前田式メモの取り方
ここでは著者の前田さんが行っているメモの取り方をご紹介します。
今回は、私がメモを取ったときの例を写真でお見せしますので、参考にしてみてください。
青字がそれぞれの欄に書くことを示しています。
写真は見開きページのメモ帳を示しており、左ページには「タイトル」、「キーワード」、「気づいたこと」を書きます。
右ページには、左ページの気づいたことを「抽象化」する欄、そして抽象化したことを具体的に「転用」する欄があります。
また、著者は字の色分けにより「黒:事実」、「主観:青」、「客観:赤」とすることで一目でメモの内容を見分けられるように工夫しているとのことでした。
自分のメモの形式が定まっていないという方は、前田式を採用して見るものも1つの手ではないでしょうか?
3. なりたいものが無い人は、自己分析が足りていない(余談)
ここからはタイトルの内容から少し逸れて、著書の中にあった面白いと思った話を紹介します。
著者は、新卒の就職活動の際に何万倍という倍率の職業を勝ち取るために、30冊もの自己分析ノートを作ったと言っていました。
そして、見事その職業を勝ち取ったとのことです。
大学生の半数近くが、何なりたいかわかっていないといった話を聞いたことがあります。
具体的な職業を絞ることは、同時に可能性を潰すことにも繋がるため、職業を決めろとまでは言いませんが、ある程度将来像を形にしておくことは進路を決める上でアドバンテージになると私は考えています。
そう考える中で、著書の中で「メモで自分を知る」と言った話を目にしました。
その結果、「自己分析不足が自分の将来像を決められていない理由」ではないかと思いました。
自分のなりたいものが定まっていない方は、1度自己分析を行い、自分の好きなことや得意なことを見つけてみるのが良いでしょう。
また、『メモの魔力』には付録として、前田さんが行った自己分析用の質問が1000問紹介されています。
著書を手にとって、自己分析を行ってみることも良いと思います。
【最後に】
本日の記事はいかがだったでしょうか?
メモが秘める力を前田さんは「メモの魔力」と言いました。
この記事を読んだ方には、そんあメモの魔力を使いこなし、人生をより良い方向へと勧めて欲しいと願っています。
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