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キッチンです。星座の解説も第5回となりました。
黄道十二星座も残すところ、あと4つですね。
さて、本日は「てんびん座」と「さそり座」について解説していきます。
最後までお楽しみください!
(良かったら、前回の記事もこちらからご覧ください)
nitizyou-rika.hatenablog.com
1. てんびん座
てんびん座は「く」の字を逆にしたような形をしています。
首星の「ズベン・エル・ゲヌビ」は2.75等級であり、黄道十二星座で前後にそれぞれ位置するおとめ座の「スピカ」やさそり座の「アンタレス」と比較すると、暗い星になります。
首星「ズベン・エル・ゲヌビ」の明るさは控えめですが、黄道上に位置するという特徴を持っており、月と重なったり、惑星と並んで観測できることもあるそうです。
出典:星座図鑑
【神話】
てんびん座の天秤は、正義の女神アストレイアがこの世の正邪を測るために使用する道具である。
何か事が生じると、アストレイアは両者の魂を天秤に乗せ、天秤が下がった方の魂すなわち邪のものを見極める。
かつて、世の中は「黄金の時代」にあり、気候は穏やかで実りも豊富、平和な世界が広がっていた。
しかし、時代が「銀の時代→銅の時代→鉄の時代」と進むに従い、気候に寒暖の区別がつき、人々の心は欲望にまみれていった。
銀の時代、多くの神々が人間の心の醜さに失望し、天界に帰っていったが、アストレイアは人々に正義の心を説き続けた。
だが、鉄の時代になると人々は戦争を引き起こし、殺し合いが始めた。
これにはアストレイアも「もはや正邪の裁きも無意味」と判断し、人間に愛想を尽かして天界に帰ってしまった。
てんびん座は、このときアストレイアが持ち帰った天秤が星座となったものとされている。
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キッチンの感想:
人間の欲望に対して、神々が呆れるのも無理はありません。
人のものを奪い、殺しを行いといったことを繰り返してきたわけですから。
しかし、神々も気候変動に対して、何もしなかったのだから少し無責任なように感じました。
力を持つ神々が手を差し伸べて、人間を導く必要があると思いました。
あくまで作り話の中でのことですが笑
2. さそり座
さそり座は、S字の形状が特徴的でオリオン座に次いで簡単に見つけられる星座ではないでしょうか?
かくいう私も、小学校の授業でさそり座を知り、夏の夜空を見上げては「さそり座あった!」と星座を見つけて喜んでいました。
首星の「アンタレス」は一等星の赤い恒星です。
名前の由来は「アンチ・アレス」であり、アレスは戦の神で、火星にその姿を例えられています。
さそり座のアンタレスも赤く、しばしば火星と接近することがあるものですから、「両者が赤さを競い合っているようだ」と見られ、アレスに対抗するものとして「アンタレス」と名付けられたと言います。
出典:星座図鑑
【神話】
さそり座の蠍は、オリオンを倒したヘラの刺客であった。
狩人のオリオンは粗暴で、行状も悪く、すぐに自分の力を主張するため、神々から嫌われていた。
あるとき、オリオンは「自分より強い生き物などこの世に存在しない」と言い放ち、ヘラの怒りを買ってしまう。
オリオンを懲らしめようと、ヘラは巨大な蠍にオリオンを待ち伏せさせた。
蠍の待ち伏せのことなど知る由もないオリオンは、蠍に刺され、猛毒により呆気なく死んでしまう。
蠍はオリオンを仕留めた功績から、天に上げられ星座にされたという。
そしてこの一件以降、蠍が苦手となったオリオンは、決して蠍と同じ天には登ろうとしなかったという。
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キッチンの感想:
さそり座の神話はご存知の方も多いのではないでしょうか?
実際にも、さそり座とオリオン座は正反対の位置にあり、東の空からさそり座のが出てくると、オリオン座は西の空に沈んでいきます。
逆もまた然りですね。
星座の動きに合わせた非常に面白い話だなといつも思います笑
【最後に】
本日の神話はいかがだったでしょうか?
さそり座の話は、小学生のときにプラネタリウムで聞いたことがあり、その思い出に浸りながら、記事を書くことができました笑
次回で黄道十二星座は最後になりますが、最後までどうぞよろしくおねがいします。
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出典:
星座図鑑
『星座と神話がよくわかる本』
books.google.co.jp