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こんばんは、キッツィンです!
本日は黄道十二星座の解説の最終回になります。
今回、取り扱う星座は「いて座」と「やぎ座」です。
是非、最後までご覧ください!
(良かったら、前回の記事もこちらからご覧ください)
nitizyou-rika.hatenablog.com
1. いて座
いて座の方向には、「天の川銀河」の中心があり、天の川が最も濃く、幅広く見えます。
また、いて座の中には「南斗六星」というひしゃくの形をした星座の並びも特徴的です。
南斗六星のひしゃくの柄の先には、「三裂星雲」と「干潟星座」があり、これらは星雲前に暗黒星雲が存在するため、変わった形に見えます。
どちらの星雲も口径10 cm以上の望遠鏡を用いることで、十分にその美しさを堪能できるそうです。
出典:星座図鑑
【神話】
いて座は、弓矢を持つ半人半馬(ケンタウロス)の賢者ケイロンの姿として表される。
ケイロンは、農耕と時の神クロノスと精霊フィリラの間に生まれた。
クロノスが妻レアの目を逃れるため、馬の姿でフィリアにあったことから、ケイロンは半人半馬の姿で生まれたという。
成長したケイロンは、太陽神アポロン と 月と狩猟の神アルテミスから、音楽や医術、狩猟などの様々な知識と技術を学んだ。
やがては賢者として尊敬されるようになり、ヘラクレスやアキレウスの教育を行うようになる。
ところがある日、事件が起きた...
ヘラクレスの放った矢がケイロンの脚に当たってしまったのだ。
矢にはヒュドラの猛毒が塗られていた。
人間ならば かすっただけでも死に至るほどの猛毒であったが、半神のケイロンは不死身であるため、毒に侵され、苦しんだ。
苦しむケイロンの見た、ヘラクレスはゼウスに祈り、ケイロンの不死身を解いてもらった。
冥府に旅立つケイロンの姿を悼んだゼウスは、その姿を天に上げて星座にしたという。
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キッチンの感想:
英雄たちの先生だったケイロンの最後は、悲しい形となりましたね。
ゼウスの粋なはからいで、星座になることが出来て良かったですね。
ここで1つ疑問を持ったのですが、半神が不死身なら、クォーターやそれ以上になると不死身はどうなるのでしょうか?
あとで、ペルセウスの息子あたりのギリシャ神話を調べてみたいと思います。
2. やぎ座
やぎ座は、逆三角形の形をした星座で、死者が昇天するときに通る入り口に見立てられ、「神々の門」と呼ばれたこともあったそうです。
首星の「アルゲディ」は肉眼でもわかる二重星とのことですので、一度探してみてはいかがでしょうか?
出典:星座図鑑
【神話】
やぎ座は、羊と羊飼いを守る牧神パーンの姿で描かれる。
パーンは頭部と下半身が山羊で、上半身は人間である。
母はニンフ(精霊)で、父はゼウスもしくはヘルメスと言われている。
ある日、ナイル川のほとりで神々が酒盛りをしていた。
陽気なパーンは葦笛を吹き、神々もそれに合わせて歌ったり、踊ったりして楽しんでいた。
ところが、宴の最中に巨大な怪物テュポンが襲ってきたのである。
テュポンは、上半身が人間、下半身が蛇の怪物であり、ギリシャ神話の中でも最大にして最強の怪物である。
そんなテュポンの出現に驚いた神々は、慌てて逃げ出した。
パーンも急いでナイル川に飛び込み逃げ出したが、あまりの慌てように、水に浸かっている下半身だけが魚になり、上半身は山羊のままであった。
同じく逃げていた神々も、その姿には大笑い。
神々はそんなパーンの姿を記念に残すために星座にしたという。
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キッチンの感想:
修学旅行などで「はっちゃけて面白くなったやつを記念に撮った」的なノリで星座にサれちゃったパーンさん。
描かれる奇妙な姿もその時の姿だったわけですね。
ちなみにパーンは「パニック」、テュポンは「台風」の語源になったとされています。
豆知識にどうぞお使いください笑
【最後に】
以上で黄道十二星座の解説は終わりになります。
次回はリクエスト頂いた「はくちょう座」や「おおぐま座」について解説していこうと思います。
面白かったら、Googleフォームで感想を聞かせてください。
もちろんリクエストもお待ちしています!
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出典:
星座図鑑
『星座と神話がよくわかる本』
books.google.co.jp