こんにちは、自称「映画マニア」のキッチンと申します。
自分の観た映画を記録しておきたいと思い、この記事を書くに至りました。
独断と偏見により、邦画、洋画問わずに5段階評価でレビューと概要を記載しています。※ネタバレ注意です。あらすじは自分で書いてます。
良かったら、映画視聴の際に参考にしてみてください。今後も随時更新予定です!
星4作品
こちらでは、素晴らしいけど少し惜しいといった印象を受けた作品をまとめてみました。興味を引く作品がありましたら、見ることをおすすめしたいものが集まっていますので、ぜひご覧ください。
ジャンル:ミュージカル、ロマンス、コメディ
概要
女性DJであるベッカは、大学入学後に女性アカペラサークルであるバーデン・ベラーズに勧誘される。バーデン・ベラーズは昨年、アカペラ大会の決勝で大失態を犯し、メンバーも今は二人きりの弱小サークルであった。なんとかメンバーを集めて地区大会に出場するも、サークルの伝統を重んじるリーダーによって退屈なパフォーマンスが繰り広げられ、審査員の評価はいまいち。そんなとき、ベッカは「自分が曲とダンスの演出を手掛ける」と主張するのであった...
感想
洋楽ファンとしては、「Titanium」や「Just the way you are」など知っている曲がアカペラアレンジで次々と登場するため、非常に楽しく観ることが出来ました。また、女性DJという点を活かして、曲のアレンジを行うところも無駄の無い配役で素晴らしいと思いました。ストーリーの展開に意外性は無いものの、休日の午後に観るのに適したような気軽に観られる良い作品だと思います。
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引用:シネマジーン
2. ダンケルク Dankirk
ジャンル:戦争、サスペンス
概要
第二次世界大戦中の1940年、英・仏の連合軍は独軍によってフランスのダンケルクの海岸に追い詰められていた。物語の始まりはフランスの市街地。銃弾を避けながらダンケルクの海岸にやってきたトミー二等兵は、砂浜で死体を埋葬する無口な男と出会い物語は始まる... その物語は、3万人しか救えないと言われていた戦況から33万人を救う奇跡の物語。
感想
陸・海・空の視点から描かれた本作では、時間の進む速さが異なる各視点が同時に進行することで、謎解きのような印象を与える作品でした。序盤で空から見えた光景が次には海、その次は陸からといった風に移り変わっていきます。美しい伏線回収に既視感を覚え、監督を見てみるとノーラン監督でした笑 戦争映画は、元となる話が限られているため、既存の作品との差別化が図られており、近年の映画は非常に「見せ方」が美しいです。個人的にはワンカット撮影のように編集された「1917」もオススメの作品です。
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引用:ワーナー・ブラザース
ジャンル:ドキュメンタリー、ドラマ
概要
Facebookの誕生を元にした映画。ハーバード大学に通うマーク・ザッカーバーグは、彼女に振られた夜、彼女の愚痴をブログに書くと同時にヤケになって女子学生ランク付けサイトを作成する。一夜にして、ハーバード大のサーバーをパンクさせた人気サイトは、すぐに大学にもバレてしまう。しかし、これに目をつけたウィンクルボス兄弟によって、マークはハーバード大のSNS作成に携わることとなる...
感想
あのFacebookが誕生した実話を元にしているとあって、最後まで楽しんで観ることができました。アイデア自体は多く学生が思いつくものの、プログラミング能力と資金が不足しており、実際のアプリやサイトを作り上げる人はいなかったことがFacebookの成功の秘訣でした。他にも「広告はつけずに運営する」、「絶対に落ちないサーバーにする」といったマークのこだわりが人気の元になったように思います。フィクションには飽きて何を迷っている方にはおすすめしたい作品です。「Facebookって大学生時代のマークが作ったんだぜ」って話のネタになりますからね笑 俺もブログで女性批判して、炎上するところまではマークと一緒だんだんだけどなぁなんて...笑
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引用:シネマトゥデイ
4. シャイニング The shining
ジャンル:ホラー
あらすじ
冬期の間、閉鎖される展望ホテルでは毎年、住み込みで働く管理人を雇っていた。ジャック一家はこの仕事を引き受けるも、雇い主は「以前の管理人は孤独に気が狂い、妻と娘二人を惨殺した...」という奇妙な事件をジャックに伝える。「自分は問題ない」と豪語するジャックであったが、やがては家族以外誰も居ないはずのホテルで舞踏会を目にするようになる...
感想
隙間から覗くおじさんで有名なホラー映画であるシャイニングです。盛大なフラグ建築がところどころに見受けられます。「傑作だ」と言いながら書いた文章には「All work and no play makes Jack a dull boy (ジャックは今に気が狂う)」の文字がびっしり書いてあったりなどと、ジャックの気が狂っていく様子が恐怖を煽りながらうまく描かれています。王道ホラーですが、妻ウィンディと息子ダニーがうまくピンチを気に抜けていく姿がたくましく、後味はすっきりしている変わった作品であると思います。よくネットのオモチャにもされているので、個人的には「このシーン見たことある笑」といった視点で見てしまうところも多かったです。皆さんも一度見てみると意外な発見があるかもしれませんよ笑
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出典:ワーナー・ブラザース
ジャンル:SF, サスペンス, ホラー, ファンタジー, アクション
あらすじ
舞台は悪魔と天使が人間と変わらない見た目で過ごす世界。ヘビースモーカーで肺がんによって余命1年を言い渡された悪魔祓いジョン・コンスタンティン。神に授かった特別な力を持つも病気には抗えないジョンであったが、ある日、女性に取り憑く悪魔を祓おうとすると、悪魔が人間界に入り込もうとしていることに気づく。本来、悪魔は人間界に入ることは出来ないはずであるが、ジョンはその異変を見逃さなかった。異変が起きる数日前、精神病患者であるイザベラが病棟の屋上から飛び降りた。自殺は大罪であり、地獄送りとされる。双子の姉、アンジェラは妹の自殺を否定し、彼女は殺されたのだとコンスタンティンに告げるのであった...
感想
マトリックスやジョン・ウィックと同じようにキアヌ・リーブスが無双する物語の一つ。キリスト教の世界観を現実に深く取り入れた作品で、神話好きな方ならドキドキしてしまうような展開がたくさんあります。SF, ホラー, アクションといった多くの要素を楽しめるのも今作の良いところです。自殺や自己犠牲といったキリスト教にとって、キーワードとなるような言葉が深い意味を持つため、ラストの展開はこれらの言葉が持つ意味を意識してみると非常に面白いと思います。個人的にはマトリックスに継ぐ、キアヌ・リーブス主演の良作であると思います。
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出典:Nekonote.cinema
ジャンル:サスペンス, ドラマ
あらすじ
長年、治安の悪い町で刑事を努めてきたサマセット。ある日、感情的で活気溢れるミルズが警察署に異動してくる。二人が初めて共に向かった現場では、200kg超えの巨漢の変死体が椅子に座っていた。奇妙な現場をひとまず後にする二人であったが、数日後、弁護士が「GREED(強欲)」の文字とともに殺害される事件が起こる。弁護士殺人の担当はミルズであったが、捜査のかいもなく事件な進展がなかった。しかし、ある日、サマセットが変死体の殺人現場で「Gluttony(暴食)」の文字を見つける。Greed、Gluttonyの2文字を見て、七つの大罪であることに気づいたサマセット。これを機に狂気の連続殺人へと関わることになるサマセットとミルズの運命はいかに...
感想
単なる刑事ものかなと思いきや、最後には一変してホラーと化すのがこの作品の魅力です。七つの大罪に従って引き起こされるとわかっている殺人も、一向に足取りのつかめない犯人によって翻弄される二人ですが、サマセットの機転によって犯人を一時は追い詰めます。ここまでの展開では、謎解きの面白さがメインとなりますが、イマイチしっくり来ない感覚が残りました。5人が殺害されたところで映画は終盤を迎えますが「あと数分で二人も死ぬのか?」という疑問は予想を遥かに超える展開で幕を閉じます。ぜひともこの感覚を一度ご覧になって、体験してみてください。
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引用:劇場予告
7. 星の王子 ニューヨークへ行く Coming to America
ジャンル:コメディ、ロマンス
あらすじ
アフリカのザムンダ王国の王子であるアキームは21歳の誕生日を迎える。彼は今まで歯磨き一つ自分でやったことがない。そんな日常に退屈していたアキームに、国王が婚約者を連れてくる。決められた結婚を嫌うアキームは、気兼ねなく話せる召使いのセミを連れてニューヨークへと妻探しの旅に出る。
身分を隠し、ボロ屋のアパート借りて普通の生活ができることにご満悦の王子。ある日、黒人集会でリサという根のしっかりした女性に出会い、アキームは一目惚れする。そして、彼女の父がオーナーをするMac Dowell'sバーガーというマクドナルドのパクリ店で働き始める。しかし、リサにはダリルという金持ちの息子の恋人がいたのであった...
感想
何もかもレールの上を走ってきたアキームが自らの意思で動き出す様子が魅力的な作品。身分を隠しながらも、その立ち振舞はどこか歪なアキームの姿に疑問を感じるリサですが、彼の芯の通った人の良さに次第に気持ちが動いていく様子が印象的でした。最後の最後には、傷心して帰国するアキームですが結婚式を迎える彼はどこかにこやかな表情をしています。一体、どんな展開が待っているのでしょうか...笑
続編の星の王子ニューヨークへ行く2もあるとのことですので、是非チェックしてみたいですね。
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引用:YOKOKUHEN MANIA
8. スプリット Split
ジャンル:ホラー, ミステリー, ドラマ
あらすじ
スプリット、それは1人の人間から分かれた23の人格。ある日、女子大生3人が1人の男に誘拐される。彼女たちが監禁された部屋の外では、女性と男性の話し声がしている。女性に対して助けを求める彼女たちであったが、扉を開けたのは誘拐犯と同じ顔をした人間であった。女子大生の1人であるケイシーは誘拐犯が多重人格者であると気づき、時折みせる男児の人格を利用して脱出を試みるが失敗に終わる。絶望した彼女たちは監禁の目的を聞くと、誘拐犯はこう答えた「ビーストが聖なる食事を待っている」と...
感想
私の中ではシックスセンス、アンブレイカブルに続くシャマラン監督の作品、スプリットを視聴しました。今作は意外性のある展開はなかったため、期待外れの印象受けた一方で、シャマラン監督のミステリアスで少しホラーな展開は、今作にも変わりなく見受けられました。しかし、アンブレイカブルからの流れでキャラクターの印象が強い作品へと徐々にシフトしているなと思いました。私が見た作品だと展開の意外性の高さは、シックスセンス>アンブレイカブル>スプリットの順となります。一方でキャラクターの個性は逆の順になり、続編へと続くシリーズものとしての面白さを新たに確立しているなと思いました。スプリットを見たことで、ますます「ミスターガラス」を見るのが楽しみになりましたね。
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引用:ユニバーサル・ピクチャーズ公式
9. ミッドサマー Mid Sommer
ジャンル:ミステリアス, ホラー, ドラマ
あらすじ
物語冒頭、ダニーは双極性障害を持つ妹からの「父さんと母さんと一緒に行く」という不穏なメールを受け取る。心理学を専攻しながらも、自身も不安症であるダニーはひどく取り乱し、彼氏のクリスチャンに電話をかける。クリスチャンは仲の良い友人3人(マーク、ジョシュ、ペレ)と一緒に飲んでいる最中だった。彼らは夏休みにスウェーデンの北部に旅行を予定していた。1度目の電話の後、号泣したダニーから再び電話がかかってくる。彼女によると両親と妹が自殺を図ったとのことだった... 精神的にも不安定なダニーをクリスチャンは置いていけず、彼女も一緒にスウェーデンへと向かうことなる。目的地であり、ペレの故郷でもあるその村に着くと、村人は全員が白装束に身を包み、花の頭飾りをしており、不気味な雰囲気が流れていた...
感想
本作は非常に評価が分かれる作品だと思いました。私の友人も2人が2人とも「胸糞悪い」と言っており、私自身もどういういった展開が待っているのか非常に楽しみしていました。結論から述べると私は面白い作品だと思います。また、一種のシュールコメディとも取ることができました。
冒頭は精神的に不安定なダニーが家族の自殺によって追い打ちをかけられる展開が繰り広げられます。その後、ペレの故郷のポルガに着くといきなり幻覚作用のある薬草とマッシュルームティーを歓迎に渡され、やばい雰囲気が漂い始めます。次に、72歳を迎えた老人たちが命を断つ儀式を目の当たりし、外部から参加した者たちはひどく動揺します。本人たちも「ヤバいところにきちまった」と自覚し始めますが、時すでに遅しってやつですね。ここまでの展開は予想通りで正直、面白みはありませんでした。
思いっきりネタバレしますが、面白いのはダニーが村の女王になってからの展開でした。クリスチャンは村の娘とセックスを強要されますが拒否します。そこで薬漬けにされて無理やり子作りをされられます。このとき、ダニーが運悪くそこを目撃、同情する村人たちは一緒に泣き叫びます。ここまでの展開がシュール過ぎて面白いのです。狂ってます。このあと仲間たちの死体が次々と発見されていく中で、最後に女王による生贄の選別が行われ、クリスチャンはダニーに選ばれることで最後に焼き殺されます。クリスチャンは何も悪くないのに無抵抗のまま、殺されるので「可哀想すぎるだろ」と思わず笑ってしましました。
独特の世界観で描かれる本作ですが、楽しめる方にはおすすめの作品です。同監督の「ヘレディタリー」という作品もこれから見るのが楽しみです。
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引用:Happinet phantom
10. 竜とそばかすの姫
ジャンル:SF, アニメ, ドラマ 作品時間:2時間1分
あらすじ
近未来の日本、「U」と呼ばれる仮想世界に約50億人のユーザーが登録し、彼らはその中で「As」と呼ばれるアバターとしてもう一つの人生を過ごしていた。幼くして母を亡くした高校生の鈴は、友人ヒロの勧めで「Bell」という名でUに登録する。母と一緒に音楽に慣れ親しんでいた鈴であったが、母を亡くした頃を境に歌うことができなくなっていた。Uの世界ではボディシェアリング技術を通りして、現実の体の潜在能力を反映する。鈴は隠れた歌の才能を開花させ、2億人のユーザーを魅了する歌姫となっていた...
感想
サマーウォーズの細田守監督の作品で、作品内容も同じ仮想世界を舞台としています。当時はOZの世界観はオンラインゲームに近いものでしたが、Uの世界観は最近の技術を反映して、ボディシェアリング技術によって感覚がアバターと本人間で共有されるようになっているため、VRに近いものでしょう。
一方で、内容に関しては賛否両論の本作ですが、私もサマーウォーズと比較すると少し見劣りする部分があるなと思いました。サマーウォーズは人類の敵となるプログラムに対して一家総出で戦うもので、さらに現実世界にも広く浸透したOZによって生活も脅かされる様子などが上手く表現されているものでした。しかし、Uの世界はあくまでも現実とは別の世界で自分を表現するという形で、現代のVtuberとかにも通じるものを感じました。それ故に自分の正体を明かすことが本作では大きな意味を持ちます。また、敵として描かれるのは虐待を行う父親であり、その子供をUを通じて情報を得て、救いに行くという形なので大きな敵を倒すというよりか、誰にも見つけられない問題を見つけるといった印象です。
良いところも挙げると、本作は楽曲がどれも良いですね!特に「U」は映画を見る前から聴いていたくらいです。この曲はKing gnuの常田さん率いるグループのプロデュースとあって話題になっていましたね。
あとは何と言っても恋愛模様が青春って感じで魅力的ですね。サマーウォーズも夏樹先輩といい感じになっていましたが、本作も主人公と幼なじみのしのぶくんや、るかちゃんとカミシンの恋愛が見どころです。ただ、もうちょっとカップルらしいシーンが描かれていたら良かったですかね~
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引用:東宝MOVIEチャンネル
11. キングスマン Kingsman: The Secret Service
ジャンル:アクション, コメディ, サスペンス
あらすじ
キングスマン、それはどこの機関にも属さない英国紳士のシークレットサービス。エグジーの父もかつてはキングスマンの一員だったが、同僚のハリーを庇って命を落とす。父の死から17年、母は父を失ってからチンピラの男を家に連れ込むようになった。エグジーも友人とケンカや盗みばかり、チンピラの車を奪って激しいカーチェイスを繰り広げるも仕舞いには警察に捕まってしまう。しかし、父の形見のバッジの裏には何でも解決してくれる秘密の番号が載っていた。電話をかけ、合言葉を伝えることで釈放されたエグジーは、ハリーによってスパイとしての才能を見込まれてキングスマンのテストへを受けることとなる...
感想
本作は007のようなスパイ映画らしさがあり、そこへCGと組みわせによってリアリティが高くなったアクションシーンが加わった点が魅力の作品です。ストーリーも凝っており、サミュエル・L・ジャクソン演じる悪役のヴァレンタインがSIMカードを使って、人類の破壊衝動を開放させて殺し合いによって人口減少を目論むという具体的で有り得そうな展開が没入感を高めてくれます。一歩で、軽快な音楽とともに頭が吹き飛ぶシーンや、ジェントルマンのハリーが感情に任せてチンピラをボッコボコにするシーンなどコメディ要素も挟みつつシュールになり過ぎなようなところも高評価のポイント。休日の午後に気軽に見るのにおすすめの作品です。
また、ハリー役のコリン・ファースが出てる作品として「英国王のスピーチ」もおすすめです。
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引用:KADOKAWA映画
12. イン・ザ・ハイツ In The Heights
ジャンル:ミュージカル, ドラマ. 視聴時間:142分
あらすじ
物語は、ドミニカの美しい海岸でウサナビが子どもたちにとある町の話をするところから始まる... ニューヨークのある一画、ワシントン・ハイツはラテン系移民の町であった。ウサナビは両親の残した商店を引き継ぎ、従弟のソニーとともに店を切り盛りしていた。貧困や差別によって貧しい生活を迫られるワシントン・ハイツの人々であったが、皆大きな夢を持っていた。あるものは故郷の島で父親の夢見た店を、あるものはファッションデザイナーを、あるものは移民の権利獲得を目指して。4人の主人公たちの夢と恋の成長の物語が今ここに始まる...
感想
本作はトニー賞4冠、グラミー賞に輝いた作品であり、ミュージカル映画の新たな可能性を開いた作品とも称されています。ブロードウェイで舞台としても行われている作品です。本作は、ウサナビ、バネッサ、ベニー、ニーナの4人がそれぞれの夢とお互いを思う気持ちとの狭間で様々な葛藤を乗り越えながら、成長していく物語が上手く表現されており、とても没入感の大きいミュージカル映画でした。私自身も自分と重ねてみてしまうシーンが何度もあり、作品を通して大きく励まされました。また、追っていた夢が実は自分の求めていたものと必ずしも一致するわけではなく、周囲の人々や環境によって形を帰る可能性があるというメッセージも感じ取れました。少し気分が落ち込んでしまったときや元気がほしいときに観るのにおすすめの作品です!
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引用:ワーナー ブラザース 公式チャンネル
13. オールド Old
ジャンル:スリラー, ホラー. 視聴時間:108分
あらすじ
とあるリゾート地へバカンスにやってきたカッパ一家。夫婦であるプリスカとガイは離婚を考えており、一家での旅行はこれが最後であると覚悟していた。ホテルに着くとすぐに顧客の好みに合わせたカクテルがウェルカムドリンクとして提供される。翌日、ホテルの支配人が一家をプライベートビーチへと案内するという。奇岩が作り出す独特な地形と美しい砂浜に満足していた一家であったが、プリスカを呼ぶ「ママ」という言葉が今朝まで6歳だった息子とは思えない青年から発せられていることに大きな違和感を持つ...
感想
「シックス・センス」で有名なシャマラン監督の最新作で、時間をテーマにしたスリラー映画です。砂浜の時間のみがとても早く進む設定であり、そのことに気づくまでの過程や次々に襲いくるアクシデントが独特なスリルを感じさせます。設定も細部まで練り込まれており、ビーチから脱出しようとすると深海から界面へ急浮上出来ないように時間の密度の差で気絶してしまうという納得のいく解説がなされているため、違和感無くストーリーに没頭することができるでしょう。また、オリジナルカクテルの持つ意味や各家族がそれぞれ持病を持っている理由を知ったとき、さらなる衝撃が皆さんを待ち受けているでしょう。
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引用:ユニバーサル・ホラー公式
14. ノープ Nope
ジャンル:ホラー, スリラー 視聴時間:135分
あらすじ
代々受け継いできた牧場で俳優馬を調教しているOJとその妹のエマ。世界で初めての映画は馬とそのジョッキーが颯爽と駆ける2秒間の映像であり、そこに出演したのは彼らの曾々々祖父さんであることを彼らは売りにしていた。しかし、牧場の経営は厳しく、父の育てた馬たちを売ることで何とか生活しているOJは、今日も近所のテーマパークに愛馬のラッキーを売りに行くところであった... 3年前のある日、空からの落下物で突然命を落とした父。優秀な調教師であった彼が亡くなった後も、現場に居合わせたOJは彼の死因に納得していなかった。ラッキーと別れた日の夜、OJとエマは突如発生した停電とともに愛馬のゴーストが姿を消したことを不審に思う。奇妙な現象にあった翌朝、OJは「3年間、動いていない雲がある」とエマに伝えるのであった...
感想
「ゲット・アウト」然りのスリラーな展開は本作も素晴らしかったです。恐怖ではなく、不安を煽るその作風はホラーとは一味違った感覚を覚えます。ネタバレになりますが、UFOが出てきたのかと思いきやまさかの宇宙生物であり、次々と人々を食い散らかしていきます。エヴァファンとしては、使徒を思わせるようなその形状に大きなインパクトを受けました(エヴァだけに)。しかし、後半はジョーダン・ピール監督の描く「スリラーなのに熱い展開」が待っており、未確認生物の姿を捉えようと奔走する主人公たちの姿は良かったですね。ジョーダン監督は細かい部分に伏線を残すところが作品の特徴なのですが、私としては冒頭の井戸写真機や馬に刺さる鍵、ラッキーが円盤(球)を嫌うシーンがそれに当たるのかなと思いました。皆さんも思い当たるシーンがあったらコメントで教えてください。
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引用:ユニバーサル・ピクチャーズ公式
ジャンル:アクション, SF 視聴時間:161分
あらすじ
ワカンダの王子にして、ブラック・パンサーであるティ・チャラの死から1年。妹のシュリと母のラモンダはお互い異なる形で彼の死と向き合っていた。また、ワカンダはヴィブラニウムの唯一の産出国としてブラック・パンサーという守護者を失い、各国から資源を狙われていた。そんなある日、海底からヴィブラニウムが発見されたとの報告が入る。しかし、報告のあった掘削船は青色の肌をした謎の集団に沈められ、ワカンダにはその容疑にがかけられるようになる...
感想
本作は非常に多くのメッセージ性がある作品でした。まず、主要俳優陣は黒人女性が大半を占めており、多様性を意識しているように思います。また、物語の終わり方もヒーローの勝利ではなく、互いの和解という形で終わります。これもおそらく最近のウクライナとロシアの問題を意識しているように思いました。
あとはマーベル作品としての印象としては「空飛ぶアクアマンが出てきて、ブラパンとアイアンマンが復活したよ」という感じです。空飛ぶアクアマンことネイモアは、今後の主要キャラになるかは不明ですが、シュリとリリを使うことでブラパンとアイアンマンを復活させたのはうまい演出だなと思いました。シュリのスーツに金色が入っている理由や儀式中にウンジャダカ(前作の敵役)が出てきた部分も違和感がなく、筋が通っており、ストーリーの作り込み度合いの高さが感じられました。また、本作は癌で亡くなったチャドウィック・ボーズマンを追悼する意味でも重要な作品でもあります。彼の死後、続編としての計画が変更されたようです。
星4にした理由としては、個人的に「正当な続編を見てみたかった」、「ゴチャゴチャしている印象を受けた」という気持ちが大きいためです。余計な要素を入れずに純粋にブラック・パンサーの続きを作ってほしかった。
また、余談ですが、相変わらず夜のアクションシーンとその部分のサントラは最高でしたね。この辺はブラック・パンサーの醍醐味と言えるところでしょう
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引用:FilmIsNow Movie Trailers International
ジャンル:ドラマ
あらすじ・感想
17. 幸せなひとりぼっち
ジャンル:ドラマ
あらすじ・感想
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