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皆さん、こんにちは!
化学の始まりは台所から、どうもキッチンです!
(日常の疑問は毎週土曜日18時、他のネタは毎週火曜日18時に更新中)
コロナ禍でTOEICが抽選になり、困惑している方も多いことと存じ上げます。受験、単位取得、昇進など多用途に使用されるTOEICですが、受験すらできないとなるとどうしようもないですよね。
そこで今回は皆さんのお力になれればと思い、私の体験談に基づき、取得点数と問題に対する感覚を示しながら、どのように勉強したかを書いていこうと思います。
(私のベストスコアは1年前に取得した705点です)
1. 初めてのTOEIC受験(370点)
私が初めてTOEICを受けたのが、高専3年のTOEIC IP L&Rでした。前日に軽く問題形式を確認した程度で受験しました。
【問題を解くときの感覚】
このときの感覚は、「問題文すら何言ってるかわからねー」でした。45分間のリスニングが終了した時点で集中力が切れていましたw マークシートの塗り絵をしていただけでしたねw
初めてTOEIC受けた時点での英語の実力を示しておきます。
- 中学英語実力テストなどでは、90点前後が取れていた
- 高校英語の期末テストでは、80点前後が取れていた(高専は英語力が弱い)
- 英検3級 ※準2級の受験には中3のときに失敗
- 英語の授業では、リーディングと和訳が大の苦手だった
ざっとこんな感じでした。おそらく300~400点前後でスコアが停滞している方は、語彙や文法といった話の前に、問題文を理解できていないのではないかと思います。
問題文が理解できない原因は、語彙の不足です。私の場合は、「mention」、「concern」、「resume」などの基本的な動詞や名詞が理解できていませんでした。
「彼女は何を○○していますか?」って聞かれても○○がわからなかったら流石に答えようが有りませんよねw
【対策】
300~400点前後のときに私が行った対策は、語彙の増強です。具体的には、「高校英語の単語帳の使用」と「問題文中の知らない単語の和訳」を行いました。
用いた単語帳は『百式英単語 最速インプット2023』です。
この単語帳を選んだ理由は、暗記に適した構造になっていることです。皆さんも九九を覚える際は何度も音読をして、暗記したと思います。
この単語帳は九九の暗記法にならって、英単語を繰り返し音読することで暗記を促します。具体的な本書の使用方法は冒頭に記載がありますので、ご参照ください。価格も1000円+税とお手頃です。
2. TOEIC受験を4回程度受けたころ(450点)
TOEICは慣れによる点数アップがあると皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。実際、私も僅かではありますが、受験ごとに20~30点ずつ点数が上がっていました。
このころはとりあえず申し込み、試験日1週間前に勉強をちょっとだけやって受験する。ということを繰り返していました。
しっかりと対策をしていなかったため、点数も伸び悩み、お金を無駄にしている感が否めなかった記憶があります。
【問題文を解くときの感覚】
語彙の増強のお陰か、問題文やPART5やPART6の文章は比較的読めるようになりました。しかし、リスニングは相変わらず何言っているかわからず、聞こえた単語が出てきた回答を選んでいました。
リーディングもPART5は時制の問題がかろうじてわかり、PART6,7は全体からではなく一部を見ればわかる問題をかろうじて解けていたかな?という感じでした。
正直な感想は、「リスニングもリーディングも何言っているかわからない」でした。
【対策】
このままでは、まずいと発起して問題集を買うことにしました。
レビューを見て、解説が丁寧と書いてあったこちらの問題集を購入しました。タイトルの通り、2回分の模試が付いており、独学で990点を取った著者の解説が書いてあります。価格は1800円+税です。
加えて、はじめの参考書を購入します。
Z会と聞いたことがある名前と第一目標の600点の記載があったため、こちらを購入しました。価格は1800円+税です。
【失敗】
解説も見やすく、難易度や著者の解くときの考えが示されている良い問題集です。しかし、この時点で問題集を購入したのは間違いでした。
というのも、TOEICには問題を解く上で使えるテクニックがいくつか存在します。リスニングの場合、問題で出てきた単語が入っている回答は99%間違いとなるといったものです。
Z会の参考書はコンパクトであったため、問題の解説のみでテクニックの記載はなかったと記憶しています。
文法や単語といった時間をかけて身につけることに比べ、上記のようなテクニックを身につけることは、短期間で点数を上げるのに効率が良いです。
しかし、この時点で私がそのようなことに気づいているはずもなく、点数アップに繋がる方法を模索していました。
3. 伸び悩みの時期(500点)
単語帳を音読したり、問題集を解いたり、努力をしているつもりでも点数が伸び悩んでいました。
このころは単語帳や問題集をやることで、語彙の増強や時間配分を行うことが出来るようになったため、何とか500点を越えることができました。
しかし、大学の編入試験には700点が必要と考えていたため、素直に喜べない自分がいました。
【問題を解くときの感覚】
このころ自分の中でわかりやすい変化がおきました。それはリスニングの聞き取りが一部で出来るようになったことです。
不思議な感覚でした。今まで全体的に何を言っているかわからなかったのですが、一部の問題で問題文聞き取りができ、意味を理解できるようになっていました。
リーディングは相変わらず内容がわかりません。知っている単語の羅列にも関わらず、意味がわからないのです。
原因はおそらく英文を読むことに慣れていなかったことと、文の構造を理解できていなかったことです。
回答は「問題集で似たような問題があったからそれっぽいのを選んでおこう」といった具合で解いていました。
【対策】
点数アップの模索は続いていました。ここに来て、2冊目の参考書を購入します。
Web辞書の英辞郎を運営するアルクという会社の参考書です。価格は2300円+税です。試験日から逆算して、勉強を行うというものでリスニングとリーディングを交互に毎日を繰り返していきます。
問題の種類別に解き方と解く上でのテクニックの記載があるため、私としてはもっと早く出会えていればよかったなと思った1冊です。
『百式英単語』も一通り終えたので、一段階上の単語帳が欲しいと思い、『DUO 3.0』を追加購入しました。
「最高の単語帳」という方も多い、一冊です。例文を主体として、単語が組み込まれて解説されています。一般的な単語帳が単語の暗記であるのに対して、DUOは理解による記憶を促してくれます。価格は1000円+税です。
DUOは付属品も充実しており、CDや単語カードが別売りされています。私はCDを学校の図書館で借りてきて、スマホに取り込んで利用していました。
電車通学をしていたため、30分程度DUOを聞いていました。また休みの日にはシャドーイング(音声に合わせて音読する)を心がけていました。
今振り返ると、毎日繰り返して聞いていたDUOがリスニングの得点アップに繋がったのではないかと思います。
4. 急激な点数アップ(600点)
ここに来て600点(595点)を取ります。
リスニングの伸びが大きかったです。3回程度公式問題集を解いてから本番に望みました。問題集の正答率から求めた予想得点は580~630点程度でした。
【問題を解くときの感覚】
リスニングは7割程度内容を理解できるようになっていました。問題文中に1回ずつくらい知らない単語が出てくるため、意味を予想して回答を埋めていきました。
リスニング問題は内容が理解できると、問題の流れが予想できるようになるため、時間的に余裕ができます。時間に余裕が出来ると問題文を先読みできるので、回答を考える余裕も出来るという良いサイクルが回ります。
リーディングは相変わらず半分わかって、半分わかっていない状態でした。解き方としては、PART5は時制や文法的な問題を確実に取り、適切な表現などは感覚で解きました。
PART6,7は各文章につき、最初の1,2問を解けるように意識して、残りは何となく解きました。時間が足りない部分は塗りつぶしですw 最後まで時間に余裕を持ってとけたことは1度もありません。
まとめ
595点を取ったときも、正直なところリーディングの問題は半分近くよく分っていません。ですが、リスニングの点数を伸ばすことで600点に到達することができました。
私がタイトルで「中学英文法+ビジネス語彙+慣れ」だけで取れると言った理由はここにあります。
リスニングの問題には難しい文法はあまり使われていません。ですので、日々の生活の中で毎日30分程度DUOやTOEICの問題文を聞くように心がければ点数が面白い具合に上がると思います!
リーディングでは、中学英文法(5つの文型と時制など)とビジネス系の語彙があれば半分以上の点数を取ることができます。
したがって、リスニング350点+リーディング250点で600点を獲得することが可能です!
追記(600→700点)
595点を取った後に、リスニングとリーディングをそれぞれ50点ずつ伸ばすことで700点を取ることができました。
リスニングの勉強はこれと言って新しいことはしませんでした。ただ意識したこととしては、直接的に表現していない部分を解けるようすることでした。
リーディングは、英文法がよく身についていなかったため、高校英語の文法を意識的に復習することで点数アップができました。
600点を越えると、問題集を繰り返し解き、間違えた部分を復習し、自分の弱点を探した方が早いと思いました。
【あとがき】
いかがだったでしょうか。文量をよりも経験をすべて書くことに注力したため、長くなってしました。コメントいただければアドバイス等もできますので、是非ご連絡ください。コロナが収まったら、私ももう一度TOEICを受けてみようと思います。皆さんも一緒に頑張りましょう!
キッチン
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